けいおにうす

よろづ記録用

前知識なしに見た科白劇・刀剣乱舞 ①新しい様式編

審神者としてアカウントは持っている人間です、どうも。

タイトルにあるように2020年7月21日、前知識なしに「科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶」を観劇してきました!

 

審神者ではあるのに前知識がないとはどういうことかというと、刀剣はゲームのキャラクターとして楽しんでいた程度で、ある程度は誰が誰の刀という知識はあるものの、そこから歴史を調べたり刀を見に行ったりはしてない……超ライトユーザーって意味です。(そしてゲームも操作性が苦手で最近全然できてません……ごめんな……)

刀ステに関しては慈伝を劇場で、映像で虚伝の初演と再演を観てます。あと映画。ミュは申し訳ないけれど源氏等観た上で苦手なのであまり触れないで下さい……。

 

なかなか本題に行かないですね。

とりあえず今回私の初期刀である歌仙と、慈伝で出てきて一層転がり落ちた長義が出てると言うことでチケットを取り、慈伝に劣らず面白い仕様だったので自分用のメモを兼ねて残しておこうと思います。

 

まず『科白劇』というぐらいなので、私のイメージとしてはソーシャルディスタンスを保った演者さんたちが台本片手に板の上に立つ、朗読劇のようなのを想像してました。声優のイベントとかでよくある奴ですね。

でもよく考えれば彼らは声優さんではなく俳優さん。

……めっちゃ動くやん。

『新しい様式の舞台』ってことで、これまでのような舞台ではないんだろうなって思ってたのに、わりと知ってる舞台だった。違和感なさ過ぎて若干脳内バグった。

2階席で遠かった事もあるんだと思うけど、フェイスマスクなんてなかったし(ちゃんとしてました)、絶対手を取って逃げてたし胸倉も掴んでた(してません)。

知ってたけど俳優さんたちの演技力、凄い。

 

次に気になる講談師の存在。

いつもは演者さんたちが説明調で喋ってくれたり行動で示される所が多い部分を『講談師』という立場の語り手が介在する形で盛り上げてくれていました。

本編の内容が『違う本丸の熊本特命調査と自分たちの熊本特命調査の相違点について話し合う』というもので、タイトルに『記憶』とあるように歌仙たちは既に特命調査を行っている体なので、自分たちが説明する進行形のものよりも語り手として講談師がいる方が伝えやすいのかな?と個人的には考えてます。あと通常のステとは違うんだぞってやっぱり線引きのために呼んだ気がする。

ただ『刀剣男子』と『講談師』をどう擦り合わせるかは不明だったんですが、冒頭でネタばらしされましたね。彼は『刀装』です。

……マジか。

投石兵や弓兵や騎兵などと同じ『刀装』なので、演者との絡みもガンガンある。一緒に存在して戦い、時におどけ、生まれる一体感。ただのナレーションじゃない、語り手じゃない、カンパニーの一人、というのが最高でしたね。

 

セットに関してはやはり細かく組めないのか、これまでのステに比べると随分と簡素でした。箱馬と平台で組まれたであろう段差とスクリーンとの隙間を隠す門、あとは松明飾りと講談師の座る場所が下手に組まれてるぐらい。

それでも全然気にならなかったのは場面ごとに映されるスクリーンの技術が凄いからな気がしました。教会風の室内かと思えば花の咲き乱れる空間になり、熊本城下になり、敵もでる……映像めっちゃきれい……

照明も最高でしたね。ステンドグラス(これは映像に入るのか……??)が地面に広がったり、スポットが十字の形だったり、花がくるくるしてたり、上から見てたので特に床が見えたんですけど、めちゃくちゃ綺麗だった。これまでステで照明の形をあまり注視してこなかったので今回が特別なのか分からないけれど、演者が少なくて動きも少ない分の華やかさをカバーしているのかな~~と思いました。

 

……さっきから感想文なのかってぐらい語彙力が低いんだけど、感想文だったわ。ノープロブレム。諦めます。

 

事前に演者さん同士の接触もないように導線を組んでます、とは聞いてたんですが、ほんとにソーシャルディスタンスを保って入れ代わり立ち代わりだったので凄かった。誰かが右に行けばもう一方は左に距離を取り、『手を取って逃げた!』と講談師が言っても実際は手を取る素振りで捌けていく。徹底されてました。

ただ一瞬、徹底され過ぎて戦闘シーンで古今伝授の太刀が客席落ちるんじゃないかってぐらいギリギリを走り抜けていったのでヒヤッとしました。毎度のことだけど段差とかある中で暗転した場所を走る演出めっちゃ怖い。怪我なく無事に終えて欲しい……。

 

そういえば客席に関して何も書かなかったけど、ちゃんと隣との間隔は一席分空いてました。前後列と人が重ならないようにもなってる気がする(2階席は並べられた椅子じゃないので場所によっては人の配置が微妙に重なるところもある)。見やすいですね。とはいえステラボールの2階入ったの初めてなので通常時と比較が出来ないんですが……。

あと入る時も坂の上に二列の段違いで整列して行って入場、物販の列も足元にラインが引いてあって『前の人がラインを越したら移動して下さい』と徹底されてたし、チケット持ってる人がパンフだけ買える仕様だったので混雑も滞在時間も短くて、凄く良い判断だと思いました。アルコールも沢山並んでるし、入る時は靴裏の消毒と検温もあるし。早歩きで劇場向かったので体温は引っ掛かるんじゃないかと緊張しましたが大丈夫でした(それでも6度6分あって、平熱35度の人間なのでちょっとびっくりした)。

観劇後は一斉退場ではなく、指示に従い順次退場。2階が一番最初だったので1階がどう返されるのかは分からなかったですが、すんなり出られて人との接触も本当に少なくて、これで感染が発覚しても絶対劇場じゃなくて毎日の通勤だな……って思うぐらいちゃんとしてました。ありが刀剣乱舞。やっぱり最高だな。

 

全然知識の所まで辿り着かないですね。

とりあえず『①新しい様式編』はこれで締めます。

思い出すことがあったらどっかにねじ込みます(笑)